年々、冷え込みがひどく感じる日本のの冬。例年の防寒対策では「ちょっと足りないかも」なんて思う事も多いのでは? 現場で働く皆さまは風雪の影響をダイレクトに感じているかと思います。かじかんだ手先を温めるのは、いつもの缶コーヒーでしょうか。でも缶コーヒーは、飲料としては意外にも身体を冷やす効果があったりして……。という事で今回は、寒い日に飲むべき体が温まる飲み物や、便利な水筒などについてご紹介します。寒い冬を乗り切りましょう!

 

缶コーヒーは身体が冷える?飲むと冷える要注意な飲み物

寒い日はついつい買ってしまう自販機のホット缶コーヒー。一説によるとだいたい平均温度は52.4℃ほどだとか。ですが冬の外気に触れればすぐに冷めてしまいますし、飲むと実は身体を冷やしてしまう効果があるため、寒い時に飲むものとしてはあまり適していないのです。次のような飲みものは、飲むと体が冷えてしまう効果があると一般的には考えられています。「温かいけど温まらない飲み物」には気をつけましょう。

 

【飲むと身体を冷やしてしまう恐れのあるもの】

カフェインを含む飲み物

まさに缶コーヒーは上記が当てはまります。カフェインは眠くなりにくくなる事で有名ですが、取りすぎによる自律神経の乱れは、体を冷やすことにつながります。また、カフェインには利尿作用があり、排尿によって一時的に体感温度が下がってしまうのも体を冷やす原因のひとつです。緑茶も同様にカフェインが多く体を冷やすと言われていますので過剰に飲むのは禁物です。

甘い飲み物

甘いホットカフェオレやホットミルクティ、美味しいですよね。優しい甘さに、きっと身体も芯から温まっているはず、と勘違いしてしまいますが、実際は逆です! 精製された白砂糖や食品添加物は体を冷やす効果があるので、砂糖や人工甘味料が入った甘い飲み物は寒い時期みはおすすめできないのです。缶コーヒーで言えば加糖や微糖を選ぶと身体の冷えにつながってしまいます。カフェインの取りすぎに注意するとともに、入っている甘味料にも気を付けないといけません。

 

身体を芯から温める! 外で飲みたい温活飲み物

 逆に身体を温める飲み物としてはどんなものがあるのでしょうか。

生姜湯

身体を温めるといえば、やっぱりショウガです。最近はお湯に溶かすだけで飲める「生姜湯」が、コンビニやスーパでもおなじみになっています。もちろん自宅でも簡単に作ることができますので、水筒などで持ち運ぶのにオススメです。

ココア

ココアに含まれる「テオブロミン」は、末梢の血管を拡張する効果があるため、全身の血行を良くしてくれます。ポリフェノールも豊富なため美肌やダイエットにも効果が高いすぐれもの。自律神経を整え、リラックス効果もあるため、寝る前に飲んでも良質な睡眠が期待できます。チャイのようにすりおろした生姜を入れると、いつもと違った風味も楽しめより体が暖まります。

発酵茶

発酵食品には体を温める効果がありますが、茶葉を発酵させた発酵茶ももちろん例外ではありません。代表的な発酵茶は、紅茶やほうじ茶、ウーロン茶、プーアール茶、ルイボスティーなど、ティーパックやペットボトルで簡単に飲めるものがたくさんあります。冷たくても美味しいものが多いですが、身体を温める効果を期待するならやっぱりホットで飲むようにしましょう。

葛湯

葛湯は、葛粉から作ったとろみのある飲み物。とろみがあるために冷めにくく、体が温まり、消化にも良い飲み物です。血行促進による体を温める効果に加えリラックス効果もあるので、古くから風邪や胃痛の際の民間治療薬としても用いられている歴史ある温活飲み物です。

ゆず茶

ゆずの皮には、リモネンやヘスペリジンといった血行を良くする成分が含まれていますので、冷えの改善に効果があります。甘いタイプのものが多いですが、はちみつを使っているものがほとんどです。白砂糖や食品添加物とは違って身体を冷やす効果はないので甘くても大丈夫です

ホットワイン

勤務中や運転の予定がある場合は飲めませんが、帰宅後に暖まるならばホットワインがオススメです。赤ワインにシナモンやクローブなどのスパイス、柑橘類などをお好みで加えて、沸騰しないように温めるだけで簡単につくれます。甘さがほしければ黒糖やハチミツなどで味を整えましょう。アルコールが苦手な人は、少し沸騰させてアルコールを飛ばすと良いでしょう。スパイスの適度な刺激と爽やかな薫りが、体を暖めつつリラックスさせてくれます。

 

真冬に必携!保温性の高い水筒

体が暖まる飲み物とはいっても屋外で飲む場合は、そのまま持っていってはすぐに冷えてしまいます。そのため保温性に優れた水筒が必要になります。ここからはオススメの水筒をご紹介します!

サーモス 水筒 ステンレススリムボトル 500ml ステンレスブラック FFM-500 SBK

あらゆる水筒との比較対象において優秀な成績を収めた水筒です。保温だけでなく保冷にも強く、長時間暖かいまま楽しめます。

コークシクル CANTEEN 保冷保温タイプ 270ml スチールカラー スチール 2009BS

まず見た目で選びたい方にはこちらをオススメ。アメリカ・フロリダ発ブランドで、全米で大ヒット中! カラーや大きさのバリエーションもあって選ぶのが楽しくなっちゃいますね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。厳しい冬の寒さを乗り切るためには、厚着をするだけでは中々難しいものです。温かな飲み物で身体の内側から温める事で、健康維持にも良いことがたくさんあります。

今回の「温活飲み物」以外にも、快適現場プラスでは「屋外作業者は必見。防寒はもちろん、疲れも軽減させる『重ね着』とは」や「<寒さ対策>をする上で知っておきたい『防寒』で大切なことって何?」など、寒さ対策に効果的な記事を掲載しているので、あわせてご覧になってください。

いずれにせよ、働くにはやっぱり身体が資本です。身体を大事にして風邪しらずの冬を過ごしましょう!

*本内容は記述時点で入手している情報をもとに執筆された原稿であるため、その内容の実現や確約、正当性をお約束する趣旨のものではありません。あらかじめご了承ください。

参照元

mitok「自販機の缶コーヒーは何℃? あったか〜く過ごすための6つの小ネタ」

一人暮らしっく「【飲み物で冬の寒さ対策】ホットの缶コーヒーは体を冷やす」

360.life「100℃のサウナに保温ボトル22本を置いてみました」