毎日の大変な作業の中で楽しみといえば昼休みです。昼食を食べながら同僚との親睦も深められる良い機会。日頃の疲れをとるために仮眠に当てるひともいるでしょう。あなたはどうですか？ なんとなくスマホばかり見ていつのまにか時間が過ぎてしまっていませんか？ 短い休憩時間と思っていても、毎日のこと。有効活用して仕事に張りをもたせる休憩のとり方をみてみましょう。
【Point１】食事＆健康管理
昼休みの大きな目的は主に食事休憩。しっかり食べて午後の作業に備えたいところです。しかし時間がもったいないとコンビニ弁当を早食いするようなことはないでしょうか。出来合いの弁当ではやはり栄養バランスに優れているとは言えません。また毎日ラーメンなど脂っこい食事ばかりとっていたりすれば、コレステロール値や血糖値上昇の危険もあります。
理想はやはり体に良いものを積極的にとること。人間の体は食べたものでできています。経済状況的に難しい、というひとは例えば手作りでお弁当を作ったりするのも良いでしょう。逆に時間がない、というひとは炭水化物をなるべく食べないようにしたり、野菜を多くとるように気を付けるだけでも体調につながります。作業のあとは空腹でつい食べすぎてしまうこともあると思いますが、食べすぎた翌日は食事の量を控えるなど、胃腸に負担をかけないことも大切です。
また、食事が終わったあとすぐに昼寝に入ってしまうひともいますが、食べたあとすぐに寝ることは体にあまりよくありません。食べ物の消化には2～3時間かかり、食べてすぐ寝ることは消化がはかどらず脂肪に吸収されてしまうこともあります。
また時間いっぱい寝て過ごすのもよくありません。睡眠不足や疲れを回復するには昼寝は最適ですが、30分以上寝てしまうと脳も深い眠りに入ってしまいます。深い眠りから目を覚ますと余計にからだが重かったり気分が悪くなることがあります。理想の昼寝時間は15分前後。目覚めはスッキリして注意力が回復します。リフレッシュするには寝すぎないことが重要なのです。
【Point２】コミュニケーション
現場の作業はひとりでは行えません。仕事によってつながっている作業員同士であれば、コミュニケーションはかかせません。しかし勤務時間中におおっぴらに雑談することはできませんね。昼休みの間にご飯を食べながら話をすることは、職場を円滑にすすめるうえで大事なことです。ときにはただの愚痴から問題点を見つけ改善できることもあります。もちろん仕事から離れたなんでもない話をして、みんなで笑い合うだけでもコミュニケーション活性化につながります。
また、大人数でのコミュニケーションが苦手であったりひとりの時間がとりたい内向的なひともいるでしょう。そういったひとも退勤後に飲みに行くより昼休みの短い時間であれば、会話に参加することはそこまで大変なことではないでしょう。
さらに、現場監督など上司の役割のひとは、積極的に作業員たちの輪に入っていき、コミュニケーションをとるのも良いでしょう。作業中は厳しくしていても、やはり信頼関係を築くことが必要です。昼休みに楽しく作業員と話すことで、話しかけやすさのハードルを低くしておくことは大事なことです。
【Point３】昼活
昼休憩の時間は短いと思いがちですが、しかし有効活用するひとはたくさんいます。それが「昼活」です。朝は早朝から出勤するのでさらに早起きは厳しい、退社後は疲れていたり残業があるひともいてなかなか自分の時間がとれない、ということもあります。
そんななか昼休みの余った時間をだらだら過ごさず有効活用する、というのが昼活です。
・筋トレ、ランニング
食事は軽めにすませ、トイレなどで服を着替えて近くのジムや公園などで汗を流す。たった30分程度でもすっきりしますし、からだにも良いです。毎日やらずとも、曜日を決めたり、天気の良い日だけ、など自分なりのルールを決めて行うと効果的です。
・勉強
資格取得のための勉強や英会話などです。ひとりでカフェなどで勉強するのも良いですが、最近は短い時間でも通うことのできる英会話スクールや、アプリなどもあるので活用するのも良いでしょう。
・ストレス発散
カラオケに行ったり、マッサージを受けに行ったり、少しリッチな食事をしたり、誰かに会ったり瞑想したり。自分なりのやり方で、ストレス発散をしましょう。大事なのは自分がリラックスできる時間を過ごすこと。午前中とはまた違った気持ちで仕事ができるはずです。
まとめ
たかがお昼の1時間と思って過ごしていると、あっという間に時間は経ち、またネットサーフィンで終わってしまったということの繰り返しです。昼休みは貴重な自分の自由時間です。午後の仕事も気持ちよくこなせるように自分なりに有益に過ごしてみてはいかがでしょうか。
参考文献
東洋経済オンライン『昼休みにバレる！｢永遠に残念な人｣の3欠点』
最近のコメント